『流星:SF・微JUNE掌編集』オススメ記事ご紹介

2019/3/3開催の同人誌即売会・J.GARDENパンフレット内、「小説同人誌普及委員会」コーナーにてオススメを賜りました。

ご許可をいただけましたので、以下に転載させていただきます。(ご紹介・ご許可に心から御礼申し上げます)


『流星:SF・微JUNE掌編集』

 

◆ジャンル SF、他 

◆カップリング 戦闘機乗り×生理学者 など

 

♣あらすじ

神経強化された戦闘機乗りの友人と、反対の立場にいる生理学者のやり取りを描く「流星」。ほとんど関りがなかった同居人の遺品整理に立ち会う話「清掃局のふしぎなロボット」。恋人にした新入社員はAIを駆使する天才発明家だった? 「ユー・アー・マイ・サ ンシャイン ~君は僕の輝ける専門バカ~」。祖父の日記に少しだけ記された杉野君とは? 「杉野くん」。「あとがき」では、各編の解説と、JUNE」についての作者の思いと作品との関係が語られています。

 

♣オススメコメント

すべての作品が3~4ページという掌編ながら、背景に広がるイメージと巧みに隠された豊かな感情により、その数倍のボリュームの物語を味わったかのような読後感でした。コミカルな「ユー・アー~」以外同性愛を明確に示す表現はないにも関わらず、行間から 読み取れる登場人物たちの思いはいずれも特別な思慕であり、”JUNE”読みには何とも言えない快感と喜びを感じる作品集です。もうひとつ小気味よかったのが、4作中3作がSF設定なこと。そういえば、JUNEとSFは相性がよかった! と、久々に思い出しました。宇宙、時間、世界、感覚など、「(何かが)隔てられる感」が、JUNEの要素の一つである「繋がりたいけど繋がれない」感覚と似ているせいかもしれません。

最後のあとがきも含め、全体に”(作者なりの)JUNE”という感覚が満ちている本。自分のような往年のJUNE読みにはもちろん、JUNE感について興味がある方、BLの可能性を広げたい方にもおすすめです。