ササヤカな夏休み/古本話とコミティアの予定

巷はお盆休み。特に出かける予定もないので、半分翻訳仕事、半分自分の原稿、といつも通りな土曜日です。

 

今日はあまり暑くなかったので、仕事をしていた喫茶店から夕方足を伸ばしてブックオフへ。今やってることとはまるで関係ない掘り出し物を三冊ほどゲットしてきました。すべて108円で締めて324円ナリ。

 

ここはちょくちょく行くブックオフで国道沿いにあるのですが、最近そこへ行くいい感じの別ルートを開拓しました。国道と付かず離れずながら緑が多い、川沿いの道です。

 

地区センターの小さな子供プールが賑わってたり、散歩している人もちらほらいたりで夏休み感満点。そこをアイスを食べながらのんびり歩いて帰り、トータル一時間ほどの夏休み気分を味わってきました。(…あんまりふだんと変わらないような?(笑))

 

写真が本日の掘り出し物。特に嬉しかったのは真ん中の『世界怪奇実話集』です。これは社会思想社さんという、今はなくなっている出版社の「現代教養文庫」というシリーズで、この文庫好きなんです♪

 

リアルタイムにもいくつか買っていたんですが、最近は古書で見つけるとちょこちょこ買っています。今回のは怪談系かと思いきや、「洋上の幽霊」という章になぜかバミューダ・トライアングルの話も入ってたり。時代感もあって、目次を見るだけでワクワクします。(笑)

 

今回のようなミステリアスというか超常現象系というか、そういう小話集(?)が「ワールド・グレーティスト・シリーズ」というシリーズになってるんですよね……なんて素敵なシリーズ名!(笑)以前同シリーズの『未解決事件19の謎』というのを買ったんですが、短い実話がいくつも入ってるので、寝る前とか合間とかにちらっと読むにはうってつけなんです。今回のは1つ1つが短そうなので、これまた重宝しそうです♪

 

『芥川龍之介の世界』はなんとなく手に取り、芥川龍之介は好きなので買ってきました。生涯が書かれた評伝のようです。

『孤独なスキーヤー』は、以前ここでいくつか作品をご紹介したハモンド・イネスの本です。これも冒険小説で、あらすじを見たら――「第二次大戦直後のロンドン、復員兵のブレアは、映画監督になった元上官と偶然再会」。アルプスのとある山荘にシナリオライターとして行って出入りする人物を見張ってほしいと頼まれ、しかもその山荘はナチ戦犯がらみ――なんだか面白そうです! アレコレの合間に少しずつ楽しもうと思います❤

 

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さて、来週8/20は同人誌イベントに出展します。新刊は気軽な洋画レビュー集コピー誌の予定ですが、イアンシリーズの紙版を含め、オリジナル系の同人誌をメインに持参します。恒例のイアンシリーズ短編2種コピー誌無料配布も予定しております。今回の配置はわりと入口に近くてわかりやすい場所なので、おついでがありましたらぜひお立ち寄りください。

 

コミティア

配置ナンバー: う01a 

サークル名: SUSSANSAP(サッサンラップ)

 

現在、レビュー本の特集記事で『メッセージ』の原稿を書いております。原作者テッド・チャンの大ファンなので、主に映画化にあたって変更・工夫された箇所について掘り下げています。(入れたいものが多くてちょっと困ってます。間に合うといいんですが(^^;))

 

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というわけで、このところイアンシリーズの次作の準備は中断していますが、これがひと段落したらまた戻ります。(待っててねイアン❤)

 

…夏休みに入ってから、『追憶のシャーロック・ホームズ』を中心にご購読が少し増えていて、嬉しく思っています。ありがとうございます。涼しいところで冷たいものでも飲みながら、のんびり楽しんでいただけたら幸いです。