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脳人形kindle版・新装版化の逡巡

引き続き早朝ブログ。自分に活を入れるための作業ブログでもあるので、適した時間帯かもしれません。文体が報告調になったり独り言調になったりしますがご容赦くださいマセ。

 

さて、脳人形のkindle版についてですが……先日書きましたように、遅れている原因は紙版の別冊の方針を変えて完全に付録(実質有料)にしたため、kindleの無料漫画ではバランスがとれなくなったこと。kindleで「別冊付録」をやる方法を考えたり、やっている実例があるかを調べていくつか選択肢を出しています。それぞれ問題点があるので、「文句なしの正解」を探すというより「自分が納得できる」ところをすり合わせることになりそう。自分の考えもいろんな例を見るうちに変わってくるので……以下はひとりブレインストーミングです。(まあこのブログ自体がひとりブレインストーミングみたいなものです☆(笑))
*アップデート(2023/11/20):可能性が高そうだというものを選んで色でマーク。この線で進めてみて、また問題点を見直してみることに。

 

◆小説本編冊子について

 

1. 旧版の表紙を差し替える。

>【問題点】最初考えていた方法。旧版kindle本からの更新が(手間はかかるが)可能なので、紙と比べると不公平かもしれない。でももともと紙で売っていたものを電子化した時に無料キャンペーンはしているので、旧版kindle版を持っている方はその時に手に入れた方が大半のはず。その中で現在うちのサークルをチェックしてくださっている方はごく少数のはず……つまり「旧版から手間をかけて新装版に更新」なさるケースはあまりなさそう。Amazonでいただいたご評価をそのまま継承できるというメリットはある。(うちは広報力[≒ 中のひとのSNS適応能力]がほぼゼロに等しく、ご評価をいただけたケースでもたいてい数年かかっているのでこれは大切な財産)

 

2. 旧版は配信停止にして新規に出す。

【問題点】旧版でせっかくいただいているご評価の実績も消えてしまう。また、過去の発信や記事からのリンクが無効になってしまう。作品の履歴(旧版について、生誕100周年でkindle化したことなど)も商品データとして残したいが、商品説明欄が冗長になる。

 

3. 旧版はそのまま残して説明欄に新版があることを記し、新装版は別に出す。

 今工作舎さん(好きな出版社さん)のページを見ていたらそういうやり方をしていて。新装版が出てから旧版を買う人がいるのだろうか?と疑問だけれど、紙の本だから在庫があれば売ってしまいたいのはわかる。工作舎の本なら新旧揃えたいコレクターさんもいるかもしれない(自分はコレクターではないけれど、『ホロン革命』は旧版と新装版を並べて置いている)。紙と電子書籍では根本的に事情が違うけれど、目からウロコ☆

 

◆「別冊ふろく」について

・理想としては「本編新装版を購入した方だけがダウンロードできる無料kindle本」にしたいのだが、実現する手段が不明(おそらく無い)。

・根本的に、kindleでは「別冊ふろく」という「アイテム感」は希薄だと思う。

・内容的に「似顔で描いた漫画」を含むので、アマゾン的にどう判断されるかわからない。

・別にストアに出す場合、小説の新装版と「同時に」リリースすることができない。(タイミングはKDPの審査しだい)

 

そのうえで考えた選択肢。

 

1. 無料漫画で配信

>【問題点】もともと考えていた方法。本編小説の販促にもなるかと思ったのだが、紙版が実質有料になったのでこれはかなり難しくなった。それにこの別冊を読んで「本編を読みたい」と思う人がいらっしゃるかどうか……。(付録に収録した蔵出し漫画ラフはBL風・パロディ系のギャグ。小説は「広義のJUNE」なシリアス。商業BLの定義ではたぶんBLではない切り口[これが自分の好み]なので、読者様の層が異なるかと思う)

 

2. 本編とは別にkindleで有料配信

>【問題点】もとが「値段のつかない余興冊子」なので、いくら説明に書いたとしても価格のために否定的な評価をいただく可能性がある。

 

3. 本編末尾にリンクを入れてサイトからPDFなどで配布

>【問題点】DTMなしになるし、ダウンロードはする立場になると面倒(自分の経験では)。そこまで手間をかけて余興程度の冊子では……。一発でkindleに落とせるなら別だが。

 

4. 本編の末尾に入れてしまう

>【問題点】もともとシリアスな雰囲気でまとめたくてkindleでは小説のみのバージョンにしたので、本末転倒。

 

5. kindle版は付録なしにする。

(これも一案かと思う。『ギャザリング・ストーム』はそうしている)

 

…いろいろ考えすぎて判断力が萎えてきました。自分の余興としてChatGPTにでも尋ねてみようかな?(笑)